GE AC6000CW
近代型貨物用ディーゼル機関車
(パラゴン3・DCCサウンド付き) |
1995年から2001年にかけてゼネラル・エレクトリック
(General Electric・GE)社にて約300輛が製造された
第3世代近代型ディーゼル機関車では最大級である
6,000馬力仕様のディーゼル機関車です。
製造初期はエンジン不調が長引き、暫定的に
4,400馬力エンジンを搭載して納入された機体も
ありました。
そのためかEMD社のSD90MAC-Hのライバル機
でしたが両者共に『大出力機を重連で』から『ほどほど
(=4,300~4,400馬力)の出力機を重連以上で、かつ
環境に配慮して』という時代の流れに翻弄された悲運
の形式です。
最大の納入先は当時、大出力機関車を好んだ
ユニオン・パシフィック(UP)鉄道の192輛ですが半数強
の112輛は6,000馬力エンジンを搭載可能な暫定の
4,400馬力仕様でした。
またCSX機の実車は一定までの急曲線通過を容易
にする自動操舵機能付き台車を装備しています。
CSX、UPという東西のメジャー鉄道が導入していた
にもかかわらずNスケールでの製品化は過去にオーバー
ランド・モデルス社の真鍮製品があったのみ。
今回がNスケール・プラ製品としては初製品化に
なります! |
・CSX:YN2塗装(=3色塗装)ではAC6000CWのみが
ロングフード部の鉄道名に黄色文字を採用しました。
一部機体は『Spirit of~』と沿線の町の名前を記載
しております。
なお現在は順次、YN3塗装(=2色塗装)へ塗装変更
されております。
*YN3塗装の製品発売はあるかな?
・GE/Demo:6000号機が緑色、6001、6002号機が
赤/灰色で鉄道会社への貸し出し用機です。
そのため、どこの鉄道会社の貨物列車を牽引していても
不自然では無いので予算の関係で『どれか1輛だけ!』
という場合には、これを選択するのが良いでしょう。
ちなみに緑色の6000号機も赤/灰塗装だった時期が
あります。
また6002号機は納入後1年以内に電気系統からの
出火で廃車になったUPの7511号機を代替新製交換し
、戻ってきた初代7511号機をGEにて修理し、デモ機に
したものです。
・UP:一般的な黄色/灰色塗装で一部機体はウィング
マークやライトニング・ボルトになっているようです。
・SP:SP最末期に3輛が発注され、600~602号機に
なる予定でしたが納入前にUPに買収されたため『幻の
塗装』になりました。そのため、この塗装で運用された事
は無いようです。
なお最終的には1996年9月にUP 7010~7012号機
として納入されたようです。(出典:Utahrails.net) |
過去の同社製HOスケール製品からの今後の発売
可能性塗装:BNSF(Heritage-1、Heritage-2、
Heritage-3/Swoosh)、CP Rail/Golden Beaver
*ただし、いずれの鉄道もAC6000CWを採用していない
ので『自由形仕様』になります。
*オーストラリアのBHPアイアン・オア向け仕様もアメリカ
本国では発売になっておりますが当店は『アメリカ形
専門店』のため、お取扱いはございません。ご了承下さい。 |
・DCC制御優先のサウンド付き。
*他の製品の件があるので念のためカトーのパワーパックS
で運転していただいた方が安全です。
*先日、D-102でしばらく運転してみましたが他の
DCC機同様、ロング フードの一番背が低い場所が
多少温かくなる程度で支障は無いように見受けられ
ました。(2018-08-28追記)
・キャブライト:停車中=点灯、走行中=消灯!
*日本の電車等でも夜間、運転室の室内灯が点灯
していると前面窓ガラスに反射して見えにくくなるので
停車中に計器の点検をする際には点灯しますが走行中
は消灯します。それを再現した機能です。
この機能は日本型Nスケールでは、まだどこのメーカーも
装備していない機能でアメリカ形Nスケール近代型
ディーゼル機としても初の試みです!
・ディッチライト:DCC制御時にF2の汽笛に合わせて
交互点滅!
アナログDC制御時及び両者の通常時は同時点灯。
・ナンバーボード:点灯
*ヘッドライトとは別のLEDをセットしているため後進時は
ヘッドライトが消灯してもナンバーボードは点灯します!
・車体:プラスチック+ダイキャスト製ウェイト。
・エアホース、MUホース:別付け済み。
*MUホースはカトーUSA製品とは異なり、スノープロウ
とは別部品、かつカトーUSA製品がまだ省略している
エアホースも付いています!
・連結器:マイクロトレインズ製MT-1015またはマイクロ
トレインズ製連結器互換のナックルカプラー。
・最少通過可能半径(予定):単機時で約248mm以上。
重連及び牽引時はそれ以上?。
*カーブで連結器の首振りが足りないようであれば
MT-1016(=MT-1015のロング版)への交換を検討する
のが良いかと思います。 |
| 〈完 売〉 |